上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



長い夜が漸く明けて、穂高での二日目が始まりました。

就寝する前は昼間の熱気がこもっていて寝苦しかったけれど、夜明けの頃には肌寒かったので、流石長野は違うわと思いつつ、殆ど熟睡できずに過ごした長い夜の終わりを迎えました。
朝の7:00に携帯のアラームをセットしておいたけど、全く必要なし。
相変わらず、朝から色んな蝉の声の大合唱です。

8:00から散歩のプログラムに参加する予定だったので、のんびり朝の空気を楽しみながら、朝ヨガをしたり、ぼんやりベランダから外を眺めたり。
身支度を調えて里の家のホールに向かうと、簡単なストレッチをしてから、いざ出発!

この日の為に買ったトレッキング用の靴を履いて、爽やかな朝の森を歩きます。
約1時間ほどの道のりです。

110812sanpo3.jpg

前日の夕方二人でトコトコ歩いた道を逸れ、小川のせせらぎを聴きながら歩く。
高所恐怖症の私は左下が見えない。
懸命に右側の地面に生えたキノコやらお花を見てやりすごす。

110812sanpo2.jpg

途中、ちょっとした坂道を上っただけなのに、息が切れる私。うっそーん!
こんなんじゃ山ガールにはなれそうもない…よ…orz
しかし前に進むしかないので、落ち葉や枯れ木が湿った天然の腐葉土みたいな地面を歩き続けます。



110812sanpo1.jpg

所々に楚々と咲く花だけが、笑いそうになる膝を紛らわしてくれます。
何の花かなぁ
なんか、昔見たことある気がするんだけど…

全然関係ないけど、庭でちょっとしたハーブや花を植えていると、虫がやたらとその葉っぱを食べるじゃないですか。
庭に無造作に生えてくる雑草は食べないくせに、人が育てているものばかり食べて~~~と憎々しく思っていたんですが、山の中に自生している草木の葉っぱも沢山穴があいていたので、「食べるんかい!」と心の中でツッコミしながら歩いていました。笑
まあね~。そりゃ食べますわね。
うちの庭に取っても取っても生えてくる雑草、根こそぎ食べてくれないかな…


110812sanpo5.jpg


たった数分山道を登っただけですが、ささやかな絶景。
この日一番癒された瞬間。
(怖くて、これ以上崖下を見れなかったんだけど…)
ずっと聞こえていた水流の源をのぞき込むと、崩れた岩の間から一目みて清流と解る水の流れ。
あの水飲んだら、冷たくておいしそう…

110812sanpo6.jpg

ふと横を見ると、「中部電力 境界」の標札。
そういえば、西日本と東日本では電力のHzが違ったような記憶があるんですが、この辺りが境目なのかしら?
その下にある小さな黄色い杭は、我が家とお隣さんの土地の真ん中にもある土地の境界線の杭と似ているから、多分そういうものなんだろう。

ここからは平らな道が続くので、俄然私のやる気も上昇☆

もうね、完全に体力不足ですわ。
ヨガ始めて大分体力も付いたと思っていたけれど、登山する筋力&体力はまだ無い…かも。
実際、この時点で膝から下がすでに筋肉痛の気配がぷんぷんと…
精進しなければーー


ここからは、お散歩っぽく、なかなか楽しいコースです。

110812sanpo4.jpg


最初に見えたのは、養生園の敷地(広い!)に去年完成したばかりの「アースバックの家」。
土嚢を積み上げ、土を塗り固めた原始的な工法の建物は、全て手作りだそうです。

「森の家」(いつか泊まりたい)を通って、「木と人カフェ」でひと休み。
里の家にも置いてある、ハーブ水が美味しくて美味しくて。疲れた身体にすぅっと染みこみました。
爽やかな風の吹くウッドデッキで少し休憩してから、里の家へと戻ります。
もう、おなかはぺこぺこ。
朝ごはんまであと何分?!
待ち遠しい。

出発の時よりも日の高くなった山道を帰る途中、Yさんが「何かいる!!」

110812sanpo8.jpg

え?
裸眼視力0.6のわたくし、あまりハッキリは見えないんですが…
何か動いた?

アップで。
osaru.jpg

さ、猿じゃー!

この時、何匹いたか正確には見えなかったのですが、数匹いるのはわかっていて、どうしよう~と立ち止まる。
猿といえば、地元の公園の小さな動物園にいる猿(凶暴。目が合うともれなく威嚇)とか、テレビでよく観る観光地で人間に襲いかかって食べ物を奪う猿とか、とにかくなんだか危険かも?とドキドキ。
とりあえず、お猿さんたちが道路を横断するのを待って、目を合わさないように通り過ぎるんだけども、森の中でずっと激しく鳴いていて、怖いったらなかったです~
泣きっ面に蜂…じゃなくて、空きっ腹に猿。
この時「ごはん♪ごはん♪もうすぐご飯♪」とウキウキ急ぎ足を唯一止められた瞬間でありました。
(ちなみに、この日の朝、養生園の玄関のあたりまで、美味しい朝ごはんの匂いに誘われ、お猿さんが来たそうな)


部屋に戻りに戻り、あとやるべきことは、朝ごはんまでに着替えて荷造りをする。
それが終われば、待ちに待った朝ごはん!!
お腹の中は、すでにカラッポ。

12breakfast1.jpg


~~~~~美味しそう!!

お腹すきすぎていて、写真の構図が全く整ってませんが…

・きのこのやわらかい炊き込みごはん(生姜入り)
・わかめとお麩のお味噌汁
・枝豆入り、お豆腐と長芋のかるかんみたいなキッシュみたいな…
・黒豆とキャベツ、とうもろこしの塩いため
・ズッキーニの、アマランサスはさみ焼き
・揚げ茄子の肉味噌風(肉ではなく、植物性タンパク)
・お漬け物
(空腹でうろ覚え)


12breakfast2.jpg


ただ美味しいだけじゃなく、目でも楽しめて、なおかつ身体によいものばかりを丁寧に作る。
なんて贅沢。一目みて、旬のものが沢山使ってあるのがわかります。
家庭料理でこれを全部真似するのは難しいけれども、こうして食べる人のことを考えて作るということを忘れないようにしようと思う。
どれも本当に美味しくて、自然の味が生かされたお料理たちは、するすると空っぽの胃に収まり、前の晩ごはんでは出来なかった「おかわり」をしましたよ!
本当に美味しかったです。
お料理本から始まった、今回の宿泊、お料理で〆。
自分が使った食器は自分で洗って拭いて、今回の宿泊プログラムは全部終わりです。


またまた満腹のお腹を抱え(でも、前日ほどではない、心地よい満腹)、名残惜しい養生園に「ありがう」と「さようなら」、そして心の中で「また絶対に来るから」と呟きながら、別れを告げました。


食、動、想。
この3つのバランスをこの二日間で整えられたかな?
一泊二日、あれもこれもと欲張った旅だから、心を空っぽにはできなかったかもしれなかったけれども、眠れない夜にふとんにくるまって考えを巡らせたこと。考えすぎることに気が付いて、ジーッ・ジーッという虫の音をただ何も考えずに聴いた数時間は、自宅で過ごす便利で明るい夜には得られない時間でした。

つくづく、健全なる精神は健全なる肉体に宿るということなのかなぁ。と思う。
ヨガをはじめて以前の自分とは確実に変わったような気がするけれども、それでも自然の中にいると、全くそうじゃない自分に気が付かされました。
勿論、普通に生活していたら出来ないこともあるけれども…それでも、バランスが崩れてしまったら、きっとまたここに養生しに来ようと思いました。






養生園編、終わり。(長っ)



最後は煩悩編(買い物・笑)につづく~~~
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。