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映画『コクリコ坂から』を観てきましたー

ジブリの作品は毎年夏の楽しみではあるんですが、ここ何年か映画館ではなくテレビやDVDで観ていたんですが、今回は「思ったよりイイ」という評判につられて、夏も終わる前に観に行ってきました!

結果……
ワタシ的に、すごく好きな感じでした!!



ネタバレ満載の感想

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『耳をすませば』が大好きな人、きっと好きだと思う。(私も大好きー)
舞台は1963年の横浜。

主人公の海ちゃん、ニックネームは「める」(フランス語で海→ラ・メールから)。
お祖父ちゃんが病院として使っていた建物を下宿としてきりもりする(高校2年なのに!)
毎朝みんなのご飯を作り、必ず海に向かって旗を揚げるのが日課。


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父の操縦する船から毎朝めるの揚げる旗を見ている少年・風間俊。
文芸部の部長で、『週刊カルチェラタン』を発行している。(←「メル」といい、このあたりのネーミングといい…!)

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↑カルチェラタン内部

カルチェラタンというのは、学校の文化系の部室が入った「魔窟」のことで、古い建物(そして汚い)は取り壊しの危機に瀕しているのですが、賛成派(少数派。主にカルチェラタンの住人たち。文化系)と反対派(その他の一般生徒)が熱い議論を繰り広げています。
文芸部の部長である俊が、ある日のお昼休みに抗議活動としてあるパフォーマンスをしたときに、めるとは運命的な出会いをするのですが(実際、俊の方は以前からめるを知っているのだけど、めるが俊を認識したのはその時)、そのあたりで既に胸がキューン! o(*´д`*)oキャー!

その後、めると俊が徐々に惹かれあっていく様子や、周りの人物のキャラクターがとってもいい味を出していて、テンポ良くお話しが進んでいきます。
二人の恋と、親世代、カルチェラタンの存続…
切なくて、ハラハラして、そしてニコニコ(にやにや?)しちゃう。

ジブリ映画といえば、美味しそうな食事シーン!
今回もたくさん出てきます!
冒頭、めるが作る朝ごはんの風景。
お釜に火をつけてごはんを炊く、フライパンにハムエッグ。
アジフライを揚げる音。
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精肉店で揚げたてのコロッケを買って歩きながら食べるおいしさ。映画見たらめっちゃコロッケ食べたくなった。
めるのお弁当(昔懐かしい、楕円形のアルマイトのお弁当箱!)食べたいよー。



食事シーンとともに印象的だったのが、登場人物たちの、なんていうか、「古き良き時代」と言いたくなるような正しい日本人の姿。いつも背筋がピーンとしていて、言葉づかいも綺麗で。日本男児と大和撫子ってこういうんだなぁって何度も思いました。
(ちなみに、声優をつとめた岡田くんは、監督から「この時代の人ははっきり言い切るから、語尾を伸ばさないで」と言われたそうです。なるほどーそれか!
テレビや映画で昭和時代のものを見ると、本当に言葉が美しいですし、今の時代とは全然違います。


そして、この映画には「悪人」が一人も登場していない!!
人情に溢れて、熱くて、清く、正しく、そして真っ直ぐ。この時代ってなんて眩しいんだろう。
こういう時代がもう無いんだって思うと、本当に残念な気持ちになります。

それと、特筆すべきは、文学好きにはたまらない(特に宮沢賢治)、随所に散りばめられたネタの数々☆
文学好きや哲学好きの変人が集まったカルチェラタンのシーンでは、デカルトの「我思故我有」や「memento mori」など、この時代のインテリが好んだであろう落書きがしてあって面白かったです。
そういう小ネタを探すのも楽しいかも~~☆

そして、不意に流れた『上を向いて歩こう』。
この歌に込めた、映画の制作者の思いに涙が出そうになりました。
日本人は、何度この歌に元気をもらったんだろう…

出会って、恋をして、悩んで、そして真実をその手につかみ取って。
運命のイタズラは、ちゃんと最後に幸せにたどり着いて、ほんとうによかった。
ちなみに、「耳をすませば」でセイジくんが「結婚してくれ!」というシーンがめちゃくちゃ好きなんですが、この映画では、二人が出生の秘密を知ってしまった後に、雨の中で別れる間際、俊くんがめるの手を一瞬だけぎゅっと握るシーンが好きでした。年甲斐もなくキュン死しそうになりました。(*´д`*)


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ジブリに限らず、映画は人によっての評価はまさに十人十色だと思いますが、私が観に行ったときは、映画を見終わった人がみな「よかったね」と話しているのがきこえてきたので、なんだか嬉しかったです。

というわけで、幸せな気分になる映画でした。
(そして生徒会長がとても気になる今日この頃)
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